気づいてますか?香典返しのマナーをしていない人が知らないこと

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香典返しの意味

お通夜や葬儀をした際に、香典を故人に向けて供えるのが慣例です。もちろん、香典をそのまま受け取るだけでなく、親族は香典返しをします。

香典返しとは、忌明け法要(7日毎に弔う法要で全部で49日)を無事終えたことを知らせると共に、参列された方にお礼をする行為です。

本来、香典は故人へ供えるためのものであり、香典返しをする必要はありませんでした。また、宗派によっては香典返しの習慣がなかったため、それに伴って香典返しをすることもありませんでした。

香典返しの本来の目的は参列者への「お礼」であり、香典自体に対するお返しではありません。しかし、香典には相互扶助の意味を含み、「わずかですが役立ててほしい」という意味を込めて香典を供えます。日本の葬儀は決して安いとはいえないため、少額でもありがたいもの。

本来は贈る必要がなくても、マナーとして品物を贈ることが現在の習慣になっています。

香典返し

贈り方

地域や宗派によっても異なりますが、香典返しの贈る際は、掛け紙を使用します。香典返しの金額では、受け取った香典の3割から5割程度の金額と同等額の品物をお返しするのが一般的です。
この時、香典返しの品物と一緒に挨拶状を添えます。

香典返しでは、贈る品物に注意を払わなければなりません。葬儀はお祝いごとではありませんので、贈る品物も「食品類や、洗剤」などの使用すると消えてなくなるものが香典返しの品物として適しています。また、「拭い去る、包み込む」という意味をもつタオルも香典返しの品物として人気があります。

食品類のなかで、たとえ「なくなるもの」でも肉や魚といったものは香典返しには向いていません。香典返しでは、食品類はできるだけ避けたほうが望ましいとされています。

しかし食品や洗剤にも好みがありますし、間違えて失礼のあるものを贈ってしまう心配があります。そのような時は、香典返し用のカタログギフトがおすすめです。
香典返し法要のお返しのカタログギフト|カタログギフトのマイプレシャス
カタログギフトは値段ごとに選べるため、決まった価格帯のなかからお返しを選ぶのにも便利です。

香典返しを贈るタイミング

香典返しを贈るタイミングは宗派によって変わってくるため、詳しいことはわからないという方が多いのではないでしょうか。宗派ごとに香典返しのタイミングをまとめましたので、以下を参考にしてください。

キリスト教:1ヵ月(昇天記念日)
仏式:35日あるいは49日
神式:50日後

現在は、葬式当日に香典返しをする即日返しが主流となっています。この場合、頂いた香典のなかで金額が高い香典は、後日改めてそれに適した品物を贈ることがマナーとされています。香典返しに贈る品物で迷ってしまう場合は、カタログギフトを利用しましょう。

間違って香典返しでは禁止されている食品を用意してしまうことはありません。また、葬儀当日の荷物にもならないことや価格帯に対応できる点など、カタログギフトには柔軟性があります。